分析にも、提案にも強くなり、
卸の特徴を活かした
オリジナルのアソートを世に送り出したい。

食べることが好きだったこと、スポーツをしていて体づくりには食事が大切だと感じていたことから、就職活動では食に関わる業界を志すようになりました。伊藤忠食品に入社を希望したきっかけは、社員の人柄に魅力を感じたからです。面接でも、私自身を深く知ろうとする姿勢を感じましたし、お会いした大学OG社員も会社の魅力として「人」を挙げていたのが印象に残っています。現在の仕事は、ECサイトを運営している企業をお客様とし、お客様のターゲット層に合わせて商品提案し、商品のラインナップに採用していただくことです。商品の提案以外にも、広告やクーポンなど販売促進の提案、アソートセットの企画、売れ筋情報の提供など、お客様のECサイトの売上を伸ばすための多様な働きかけをしています。リアル店舗販売と違った難しさはありますが、今後更に伸びていくと言われるECに関われることにやりがいを感じています。情報収集はSNSをはじめネットでリサーチしたり、スーパーを視察したり、商品の展示会などイベントに足を運ぶこともあります。

ECサイトは運営する企業によってその特性が大きく異なります。出店数が多いECモールでは、消費者があらかじめ買いたい商品を決めて訪れるケースが多いため、価格をなるべく抑えたり、お得なセットで販売したりするケースが多いです。それらのサービスが良く、送料無料などのメリットがある企画の売れ行きが良い傾向があります。一方で、BtoB系の企業が運営するECサイトでは、働く女性をターゲットにしており、エコ／エシカル／サスティナブルというキーワードが、商品やサービスの軸になっています。このサイトを訪れる消費者は、あらかじめ買うものを決めてサイトを見るわけではなく、ふらっと訪れてサイト内を見て回り、「これいい！」と感じたものを購入する傾向があるため。オリジナルのパッケージデザインやサイト限定のアソートセットなど特別感のある商品を提案しています。今はサイトごとの消費者の特性に合わせた提案やお客様の反応を見ながら丁寧に説明できるようになりましたが、入社1年目の時点ではECサイトの特徴や購買者のことを理解しておらず、ただがむしゃらに商品提案しようとしていた私がいました。振り返れば、自分も成長したんだなと実感します。

この人のようになりたい、と思える先輩社員がたくさんいます。ECならではの仕掛けづくりが上手な方、いつも優しく面倒見のいい方など、多様性がありつつもそれぞれに学びたいところがたくさんあります。私は、web広告の反響を分析して予測するスキルを身につけ、後輩やお客様から何を質問されても答えられる、ECに関して広く知識を持っている存在になりたいと思っています。トレンドであるSNSにももっと詳しくなり、効果的な販売促進を提案していくのが目標です。また、全国約4,000社のメーカーと取引がある伊藤忠食品という舞台を活かして、お客様にメリットのある独自のアソート提案をもっと仕掛けていきたいです。ブランドをまたいだ商品を揃えたアソートを実現できるのは卸である伊藤忠食品の強みであり、この場所でしか実現できないこともあると思っています。今はまだキャリアを意識するというよりは、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいきたいと思っていますが、自身のライフイベントとともに働き続けていきたいと考えています。